ダナー本体のABC子会社化とダナージャパンの消滅

ブーツを扱うブログでありながら、この衝撃ニュースを知ったのは、
最近の常連さんの情報からでした。
調べてみますと、ダナー本体を扱うラクロス社がABCに買収されたのは、
今年の7月上旬、
ダナージャパンが倒産したのは8月上旬ですので、
如何に世間を見ていないかという事を痛感しますね。

普段、ミクシィのコミュニティや2CHなどを見る事もないので、
ネットでダナーオンリーショップが普通に営業してると、
気付く理由もなかったりはします。
が、売られてる内容を見てると、閉店売りつくし状態そのものです。
なんたって、ダナーライトが、298です!


まぁ既にもっと安いダナーライトが市場には溢れてますが、
今まで一番高かったオンリーショップでこの価格は凄いですね。
ほぼ全サイズありますし、黒も同様。
マウンテンライトは、35,000円台と、買える人は今しかないですね。

そのネットでの今回の件を受けた反応を整理すると概ね、

・ダナーの主力製品が安く売られるようになる。

これは当然の展開ですが、そもそもダナージャパンの価格設定が高過ぎた事が、
今回のような事態に繋がったという見方が多いようです。
因みに、ダナーライトの本国での価格が$310ですから、3万は切ってます。
それに対して4万円台って、そんなにボッタクリには思えませんが、
税金や運営費を考えれば、それ位になるのは不可避じゃないでしょうか。
RWその他も本国との価格差ってそんなものだと思います。

また、本国には展開されている、ワークカテゴリの、
レインフォレストロガーなど、ゴッツいアイテムが入って来たら、
それは良い方向に向かいそうな気がします。

・今後ダナー製品は価格優先で粗悪化する。米国製維持は不明。

以前からABCでは限定?で随分安いダナーライトなんかが出てますが、
オリジナルとはやはり違ってコストダウンしてるそうです。
こういうものが、一部のABC製品のみなのか、全体的にその方向に逝くのか?
が、ダナーファンの一番懸念とする所のようです。
ダナーのアウトドア系は、RWより格上という印象があったので、
ここがアジア製になったり、素材の質が変ったりする事で、

「ABCダナーは本来の米国製とは別物!」

なんて事がまた言われたりすると、たとえ安くダナーライトを入手できたとしても、
なんだか、すいません・・て気持ちになっちゃいますね。
ただそれはRWの現行と過去の製品と比較した場合等、
あらゆる所で言われ続ける事なので、
大事な事は、靴自体の素材ではなく付き合い方だ・・と割り切るのがいいようです。

・ダナージャパンライン製品は消滅する。

私的にはここが一番衝撃が大きい部分です。
まぁ元が倒産してしまったら仕方ないですよね。
ライトなどの主力製品ではなく、カジュアルやドレスを扱う、
日本企画の製品群を、私は以前からダナージャパンラインと言ってます。

普段からネットのダナー系の板やコミュニティを見ても、
ダナーと言えば、ライト系の看板商品ばかりで、
こちらのカテゴリについては、ほとんど情報がなく、

「こんなもの誰も買わないのか?」

と思ってしまう程ですが、故にABCもそれを引き継ごうとはしないでしょう。
ここがABC独特のパチに置き換わる可能性はありますけどね。
アダルトテイストのオリジナルブランド「ジャンカルロモレリ」などを見ても、
相当質は下がる気がしますが・・

ただ、ジャパンラインもオリジナルな名品を多く出しており、
それだけでひとつのブランドとして成り立つ程だと思います。
無くすには非常に勿体無い。

ローズバーグという、ワーク用レザーを使ったチャッカがあったのですが、
それまでクラークス主体だった私が、
ワークブーツ方面に関心を持つきっかけでもありました。

ダナーオンリーショップ

他にもフットリバー、ワークフォース、ウォーキングシューズ、ラギッドダック、
アンティゴなどを展開する近年のクラシックラインなど、
いずれもパチではなく、オリジナルの名品だと思います。

革の質も良く、デザインも秀逸ですが如何せん、
グッドイヤーの靴はポストマンとラギッドダックのみで、
基本的に、ウレタンのインソールで履くシューズであると思うと、
価格が高めに感じてしまうのは否めません。

また、マウンテンリッジカスケードレンジなど、
トレッキング系のモディファイものも、ジャパンラインの企画ですから、
出来ればこいつらだけでも残して欲しいですね。

このラインをどこか引き継いでくれないでしょうかね?


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| 2012年09月30日 | Danner | comments(3) | trackbacks(0) |

コメント
投稿者:多々美 (2012年09月30日 22:50)
なるほど、卸値の1.5倍が適価というのは、尤もなご意見ですね。
そう考えるとクラークスJの“倍”って価格はあり得ないですよね。英国生産維持ならともかく・・
何だか潰れるの時間の問題のような気もします。

ジャパンラインは、むしろ安くて質の悪いものを大量に出してた方が良かったんでしょうね。
どんなにいいモノを造っても、本筋のトレッキングのイメージが強過ぎて、結局“ダナー”として見られないという宿命で終わった気がします。

フットリバーなどは狙いが良くて、パチが造られる位のヒット商品でしたけどね。
スタッフはABC入りして、再びジャパンラインを企画・・なんて流れだといいですけどね。
投稿者:多々美 (2012年09月30日 22:47)
なるほど、卸値の1.5倍が適価というのは、尤もなご意見ですね。
そう考えるとクラークスJの“倍”って価格はあり得ないですよね。英国生産維持ならともかく・・
何だか潰れるの時間の問題のような気もします。

ジャパンラインは、むしろ安くて質の悪いものを大量に出してた方が良かったんでしょうね。
どんなにいいモノを造っても、本筋のトレッキングのイメージが強過ぎて、結局“ダナー”として見られないという宿命で終わった気がします。

フットリバーなどは狙いが良くて、パチが造られる位のヒット商品でしたけどね。
スタッフはABC入りして、再びジャパンラインを企画・・なんて流れだといいですけどね。
投稿者:赤羽 (2012年09月30日 19:36)
こんばんは。
ダナーの件、本国との共通ラインは確かにぼったくりというほどではないかとは思います。
輸入物は、税金3割、代理店あるいは日本法人の取り分が1割、その他運搬費など考えると、本国価格の5割増しくらいまでは許容範囲というのが私見です。
とは言え、それをそのまんまやられるとやっぱり高いと思ってしまうのも事実だったり…。
書かれているダナーライトが本国で310ドル、これを3万と考え、国内定価が4万4千円ほどですか、そうすると1.5倍弱ですが、やっぱり高いと感じてしまうのですよね。
私の場合ですと、本国での売値は確かにその値段なんでしょうけれども、卸値ってもっと安いはずですよねと思ってしまうのです(苦笑)。
なので、5割増しだとちょっと高い、できれば3割増しくらいに抑えてほしい、という微妙なあたりが私の値頃感だったりします。
本国での売値が300ドルちょっとというのはRWだとベックマンがありますが、これも先日値上がりしてようやく4万近くなりましたし、RWが良心的だと思うのはこういうところですね。
ダナーライトも定価を39800円くらいにしてくれればだいぶイメージは違ったのではないかと思います。
ちょっと強気に行き過ぎたのかもしれませんね。
いずれにしろ、ABCになったらアメリカ生産は難しいでしょうね。

一方のジャパンライン、確かにもったいないです。
これもちょっと売り方がイマイチだったのかなと思いますね。
RWのベックマンがクロムエクセルからフェザーストーンに変わった際は惜しむ声があったようですが、それを考えればダナーのクラシックシリーズなどは、グッドイヤー製法ではないものの、売り方によってはベックマンシリーズに匹敵するかそれ以上の存在になっていたかもしれません。
ステッチダウン製法ではあるものの、インソールもライニングも革ですから、品質的には互角だと思うのですが、全くと言っていいほど話題になっていないようですね。
逆に、売る力がないのであれば、RWとまともにカブるこういうラインは手を出したらだめですよね。
ダナーらしいラインに関心がない私からすれば、クラシックシリーズやラギッド・ダックなどは気になる存在ですが、こういうダナーっぽくないラインはABCになったら廃止されてしまうように思います。
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